こんにちは。今年度の4月から一病棟に配属になりました理学療法士の小塚大樹です。
今回は福祉用具の使い方について新人研修会で勉強をする機会がありましたので少しお話しさせていただきます。この研修で最も印象に残っていることは、いざえもんシートを使用したいざりがとても楽にできたことです。いざりを必要とする方は重介助~全介助の患者様がほとんどであると考えられ、女性スタッフやご家族様には負担が大きく、1人ではできないことも考えられます。しかし、いざえもんシートを使用してみると軽い力で身体の大きい方でも簡単にいざり、移乗動作が可能であったため有効性が高く、介助者の負担軽減にも繋がると感じました。
全体を通し、福祉用具は様々なものが存在し、各ADL場面でも細かい設定に対応できるものが多いことを知りました。私は歩ける患者様は早期に歩行を獲得し、独歩に近い形で帰ってもらうことが大事であると考えていましたが、患者様の退院後の生活やQOLを踏まえて考えると福祉用具の使用をすることで歩くことができる、1人でトイレができるようになることもあるという考えも持つことができました。今回の研修会で学んだことを活かして患者様の生活にあった環境は何なのかを考えながらADL向上に努めていきたいです。