こんにちは作業療法士の齊藤です。
暑くなってきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
当院では、自動車運転支援を行っておりますので今回は少し触れさせていただきます。
脳血管疾患（脳出血・脳梗塞・頭部外傷など）と診断され、退院後に自動車運転の再開を希望される患者様に対する支援を行っています。
現在の道路交通法では、脳血管疾患を含む一定の病気になった場合、公安委員会に運転適性相談をすることになっています。公安委員会では、運転適性相談を受けた場合、医師の診断書を参考に免許の処遇を決定します。
当院では医学的な観点から、患者様の運転に関わる身体的・認知的な状態を評価し、診断書の作成・運転に対するアドバイスを行っています。
診断書を作成するまでには、各種高次脳機能検査、ドライブシミュレーター、路上教習が必要となります。専門のスタッフが対応し、運転再開までの流れの説明や、運転が困難となった場合の外出手段などの生活設計をアドバイスするといった支援を行っています。
北海道は、全国的に見ても外出手段における自動車の依存度が高い地域であると言われています。当院に入院された患者様が運転できる可能性があるかを注意深く評価すること、また、運転が出来なくなった場合でも、それまでの生活の中での楽しみを失わないような支援が出来るように日々勉強を続けています。
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