第24回日本ペインリハビリテーション学会学術大会

2019年10月3日木曜日

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理学療法士の田村です。





先月の9月21日から22日に名古屋学院大学にて開催された日本ペインリハビリテーション学会学術大会に参加してまいりました。





学会ではその名の通り、痛み対するリハビリの最新知見が非常に著名な先生の口から聞くことができ、とても勉強になりました。





また、研究・演題発表も約80題あり、質疑応答もかなり白熱していました。





そんな中で私も「破局的思考と中枢性感作が回復期運動器患者の日常生活活動に与える影響」という表題にてポスター発表を行ってきました。





名古屋が会場ということで北海道との寒暖差にやられ、青いワイシャツが真っ黒になるほど汗だくになってしまいました。





ですが全国各地の方々に建設的な質問や意見を頂くことができ非常に楽しい時間でした!





発表まで持っていくことができて、本当に協力していただいた患者様はもちろん、当院のスタッフに感謝です…





学会の内容ですが、やはり近年のトピックスである「疼痛への脳の関与」が多く話されていました。





何年か前に新聞等でも大きく取り上げられた「腰痛は脳からきている」というフレーズは聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。





この言葉だけ聞いてしまうと痛みで悩まれている方は「私の痛みは気のせいなんだ、こんなに痛いのに…」など、悲観的な気持ちになってしまうかと思います。





しかし「脳からきている」というのは単なる思い込みという意味ではなく、「痛みにさらされ続けると脳の中の痛みを調節している部分の働きが弱くなってしまう」=「脳が器質的に変化して痛みを感じやすくなっている」というのが正しいかと思います。





なので気のせいでもなんでもなく「痛いのは真実」なので、周りの医療者や関わる人々はそれを理解して関わる必要があります。





僕も日々の臨床の中で、痛みを訴える患者様に真摯に向かい合い、適切な理学療法を提供できるよう日々精進したいと思います。




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