手稲山の木々も紅葉に染まってきました。過ごしやすい季節になりましたが、みなさま体調の変化には十分に気を付けてください。
話しは変わりますが、IMSグループには広報誌“プラザイムス”という、患者さま・ご家族のみなさまに院内やIMSグループの医療活動、病気に関する情報をお伝えするコミュニケーションペーパーがあります。当院は“こもれび”という院内広報誌があり、各部門紹介・薬剤師によるお薬相談・管理栄養士による旬な食材de健康・リハビリ科の今日もガンバローカ・手稲区探訪記など、年に4回発行しております。
私事ではありますが、言語聴覚士以外にも日本アロマコーディネーターの資格をもっており、昨年「認知症とリハビリにアロマが良い?」を題材に広報誌を書かせていただきました。
一見認知症とは関係性がないように思えるアロマセラピーですが、実は香りの効果が認知症の予防に役立つという研究が発表されています。少しだけご紹介したいと思います。アロマ(香り、精油)とは、「植物に含まれる天然の揮発性芳香物質を抽出したもの」になります。鼻に入った香りは、嗅神経を経て大脳辺縁系(感情や記憶に深い関わりがある)へと伝わっていきます。この一連の流れが認知症の予防に役立つと言われています。
今日から使える簡単な活用法をご紹介いたします!
☆昼用(日中用)「ローズマリー2滴 レモン1滴」
ローズマリー:脳を活気づけ、集中力を高める効果が期待できる
レモン:心を落ち着かせ新たな気持ちにさせる効果が期待できる
☆夜用(就寝前)「ラベンダー2滴 オレンジ1滴」
ラベンダー:穏やかな気持ちにし、安眠効果が期待できる
オレンジ:緊張やストレスなどのリラックス効果が期待できる
このブレンドしたオイルをお湯の張った洗面器やティッシュに垂らして香りを嗅ぎます。様々な精油を組み合わせることによって、健やかに過ごすための手助けとして香りを取り入れてみませんか?
次週は、作業療法士の長田です。