先日、作業療法の基礎学問、「作業科学」の全国研修会が山口県は宇部市にて行われ、私も参加して来ました。河豚(ふぐ)のから揚げがおいしかったです。
山口県は明治維新の志士たちや多数の総理大臣など多くのリーダーたちを輩出してきたということで「作業科学とリーダーシップ」というテーマでたくさんの貴重な講演を聞くことが出来ました。
「作業をすることが人を健康にする」という作業療法の原点を再確認できたような気がします。作業療法士が扱う「作業」という概念は辞書に載ってる意味とは少し違って、
・その人が生まれてから生きている文化の中で行ってきた行動・活動・趣味・仕事
・その人が個人的にしたいと思うこと、する必要があること、する事を期待されている事
という意味があります。
病気やけがで障害を負った人はそれまでの日常と切り離され、「作業」が出来なくなってしまいます。そんな状態にある人が再び「作業」に従事できるように支援するのが作業療法士の仕事です。
1人でも多くの人が「作業」を取り戻せるように、その助けになるように自分も更に研鑽を重ねていかなければと帰りの関門海峡を渡りながら改めて強く思いました。
寒さが日々強くなってまいりましたが風邪などひかぬようお気をつけて下さいね。
次は作業療法士の渡辺です。