今週木曜日、当院の訪問リハビリのスタッフと一緒に「福祉機器活用法」セミナーに参加してきました。
セミナーのテーマは「移動用リフト」でした。ケアマネジャー、介護職員、福祉用具メーカー、リハビリスタッフなど様々な職種の方々が参加されていました。
移動用リフトとは、自力で立つことや歩くことが難しい人に、器具で体を吊り上げて「ベッドから車いす」、「車いすからトイレ」、「屋内から屋外」などの移動を行えるようにするためのものです。
「持ち上げる介助」は腰痛になりやすいためリフトを利用することで介助者の負担を少なくすることができます。しかし、全国的にみても使用台数が少ないようです。
≪天井走行型リフト≫ ≪固定型リフト≫
使われない理由として、利用者・ご家族様の意見は自宅環境に適合していない、値段が高い、周りで使っている人がいないなどの意見があるようです。
導入関係者の意見は、リフトを扱った経験が少ないことや使い方がわからないため勧める自信がないとのことでした。
実際に話を聞いてみると、様々なシチュエーションに合ったリフトがあり、使い方を覚えると操作は簡単、介護保険でレンタルが可能になっています。先入観で苦手意識を持ってはいけないことがわかりました。
下の写真が体験中の様子です。
他にも色々な福祉用具ありました。
≪段差解消機≫ ≪いす式階段昇降機≫
今回のセミナーを見て、聞いて、体験したことでリフトの重要性を感じることができました。これから、より多くの人にリフトを知って頂けるように頑張りたいと思いました。
次回はSTの佐橋です。よろしくお願いします。