第73回北海道理学療法士学術大会

2022年8月5日金曜日

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こんにちは。理学療法士の大塚です。

 

625日~26日に第73回北海道理学療法士学術大会が感染対策に留意しながら現地+オンラインで開催されました。

昨年は新型コロナウイルスにより開催が見送りとなりとても残念でしたが、今回は久々に対面学会へ参加でき非常に楽しい2日間でした。

 




当院からは下記の内容でポスター発表2演題を発表しました。

 

・大塚航平:回復期ハビ病棟入院患者に対するSIXPAD Foot Fit の効果とプトコの検討 -ンダム化比較試験-

足に対する電気刺激により、筋力の向上を図る「SIXPAD Foot Fit」は、足を置くだけで筋力が強くなる可能性のある機器ですが、その効果は回復期病棟の患者さんでは検討されていませんでした。本研究により、SIXPAD Foot Fitを使うことで使わない患者様よりも足の筋力がより向上する可能性が示唆され、治療選択の幅が広がる発表が出来たと思います。

 

 

・田村翔太郎:回復期ハビテーション病棟入院運動器疾患患者における疼痛強度の経過による類型化とその特徴

回復期病棟においては、日常生活活動に着目した検討が多く、痛みに着目した報告は多くありません。本研究では、入院患者さんの中で、退院時まで痛みが残っている方々はどのぐらいいらっしゃるのか。そして痛みの残存に何が関わるのかを探索的に調査した報告です。結果、3~4割程度の患者さんは痛みが残っていることが明らかとなり、疼痛の慢性化に対する対策をもっと考える必要があるという気付きを得られた発表になりました。

 

今年の学会テーマは「志」でした。発表まで、1人で進めていくのは難渋しましたが、周りのスタッフの協力もあり完成することが出来ました。今回の学会に参加し、患者様に対し問題を解決するためには“志”を持ち、臨床では患者様11人に向き合い、研究では常に臨床で疑問に思ったことを考えて活かしていく必要があると改めて感じることが出来ました。今後も理学療法士として探求心を持ちながら自身を磨き上げ、患者様の今後の生活の支援をより良いものとして精進していこうと思います。


当院では引き続き、入院中の患者様及び通所や在宅でリハビリを受けられる利用者様が安心安全なリハビリテーションが継続できるよう万全な感染対策に取り組んでおります。

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